XCP”カウンターパーティ”ってどんな仮想通貨？

久々にビットコイン以外のオルトコイン（altcoin）について書くよ。

Zaifでも取り扱いのあるコインなんだけど、どんな目的をもったコインなのかを初心者にわかりやすく書ければいいかなあ。などと思って筆を取りました。
カウンターパーティが今のICOブームの火種と言えなくもないので、そっとエントリーしようと思います。

カウンターパーティの基本情報

カウンターパーティは2014年1月2日に誕生し、発行上限がわずか2,648,755枚というとても小規模なトークンエコノミーです。
XCPの発行方法はPoB（プルーフオブバーン）という手段をとってます。
方法はとっても単純で、1CounterpartyXXXXXXXXXXXXXXXUWLpVrというビットコインアドレスに2100BTCが送られて発行されました。
だれかがここにビットコインを放り投げるたびに、XCPが発行される仕組みだったわけですね。（発行はすでに終わっています。送らないようにｗｗ

ブロックチェーンによる承認については、ビットコインのブロックチェーンを使っています。
そのため、XCPを含むトークンの送金には少額のビットコインを必要とします。

カウンターパーティで出来ること

知ってる人も多いとは思うけど、カウンターパーティにはトークンを発行できる機能がついています（実際にはXCPもその一つ）。最近のコインには多いんですけど、こうしたアセット機能を持っているコインの代表格といえばETHが有名ではないかな。

トークンというのはつまるところのトークンエコノミーのことで、誰にでも発行できるコインのような物です。

ような物、っていうのも、考え方次第ではカードとして使えたり、票として使えたり、クレジットとして使えたりと目的によってさまざまな用途を与えることが出来るから。

XCPを使ったカードトークン

分散型取引所

なあんて難しい言葉を使ってますが、簡単にいえば個人個人でバザー開いているようなもの。
以前ご紹介したIndieSquare Walletには標準的に発行したアセット（トークン）を取引できる機能が付いています。
XCPをベースとして取引を行うのでXCPトークンと少額のBTCは必須にはなりますが、自分が持っているトークンを販売したり、どこかのトークンを買い取ったりできます。

また、カードとしてゲームを提供しているBoOもまた、そうした分散型取引所をうまく使ったトレードが行われています。

pepeというキモカワ系のキャラクターが特徴のpepecashも海外で高い人気を集まています。

キメエ

ライトニングネットワーク（予定

Segwitの実装にともなって、ライトニングネットワークの実装が現実味を帯びてきました。
現在は売買のためだけでなく様々なやりとりに少額の手数料がかかっていますが、これらの手数料がほとんど掛からなくなるシステムがライトニングネットワークです。

カウンターパーティというよりはビットコインのスケーラビリティに関するサービスと言えるので、詳細はまた後日。

投票ツールとして

XCPトークンを投票手段として活用した例には、「Bitgirls(ビットガールズ)」というZaif主催で行われたTV番組が記憶に新しい……かもしれない（すでに終了している）。
　票としてのトークンを単純に配布するんじゃなくて、ICOで候補者のトレカブトークンを取引したり、その所有数に応じてHYOUトークンを配当させることで、単純なパワーゲームというよりは一筋縄ではいかないマネーゲームに仕上がっていたように思う。

　また、現在開発中ではあるものの、投票に特化したシステムも進められている様子。

すでに前例（Congre chain）があるものの、カウンターパーティ上で出来るというならラクだよね。

マルチシグアドレス

ようやく認識が広まってきたマルチシグ。
近い認識でいえば、破れた一万円札を新札と両替するときの基準に似てる。

損傷銀行券の引換基準 : 日本銀行 Bank of Japan

ビットコインのアドレスをそのまま使っているのであまり実感がないかもしれないけど、XCPなどのトークンは基本的にマルチシグを使ったアドレスで管理されている。
そのため、3から始まるアドレスなのに、ウォレットで送金しようと思ったら「これはBTC?BCH？？XCP???」なんて聞かれてしまう訳だ。

ちなみにマルチシグは【マルチ・シグネイチャー】の略で、複数のカギで一つのアドレスを守るための技術のこと。

ここで冒頭の日本銀行券がでてくるんだけど、普通はアドレスに対して一つのカギだとカギを失くしてしまった時や、誰かに奪われてしまえばオシマイだ。

しかし、マルチシグアドレスの場合、一つカギがバレたところで盗めない。それに一つカギを忘れたり失くしたところで、あと二つを持っていれば何の問題もなく使えてしまう。
失くしてしまったなら、三つともカギが揃っている新しいアドレスに移してしまえばいいのだ。

そんなカウンターパーティさんですが、、、

現在は本体のBTCがスケーラビリティの問題で適正手数料がおっそろしい事になっていた事もあったり（今は改善されている）、少々デジタルに弱いひとにとっては相変わらず何のことか分からない極めてマニアックな変態的大人たちの遊び場になっている。

以前に記事にしたように、オアシスマイニングのような楽しみ方もあるので、デザイナーやお絵かきクラスタの皆様におかれましては、新しい作品発表の場だとかそういう意味合いでも、暗号通貨に踏み入れる取っ掛かりとして面白い場所だと思われます。

日本円で購入できるのが今のところ【Zaif】さんだけなので、まずは登録してから活動するのがよろしかろうと思います。

んじゃ！！　SeeeeeeYeah!

参照情報元　一覧

・カウンターパーティー
・Counterparty / カウンターパーティー - ビットコイン2.0 | Bitcoin日本語情報サイト
・IndieSquare Wallet
・カウンターパーティーウォレット「IndieSquare Wallet」使い方(前編)
・カウンターパーティーウォレット「IndieSquare Wallet」使い方(後編)
・Book of Orbs | 消えることのないあなただけのコレクション
・Pepe the Frog - Wikipedia
・Lightning Network
・テレビ番組で話題の「ビットガールズ」について簡単に説明するよ！ - ビットコインマニアックス
・マルチシグネチャアドレスの作成・送金方法

◆筆者開発参加中の暗号通貨【BitZeny】の情報は以下！！◇ 

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